ビュッフェのマナー3つのポイント

パーティーなどの場面。
そこでは多くの人が集まります。
できるエグゼクティブは
スマートに礼儀正しく振る舞う術を
心得ています。

特に多い「ビュッフェ」形式で
スマートに振る舞うための
基本のポイントとは?

 

1.きれいに取っている人はかっこいい

 

ビュッフェのお皿は基本的に小さめです。
持ち歩きがしやすいこともありますが
もともと
料理を大量に乗せるようには
できていないということです。

料理を皆で分け合うビュッフェで
自分のお皿に料理をたくさん盛るのは
ご法度。

また作り手への配慮もあり
料理同士が混ざり合うような乗せ方も
しないのが決まりです。

2~3種類ほどをセンス良く盛り付けている人は
例外なくスマートでかっこいい
できるビジネスパーソンです。
そういう人は
パーティでは食事をメインにせず、
出会いや会話に重きを置いています。
それが
お皿を見ると、だいたいわかるのです。

 

2.デキる人はお皿を持ってうろうろしない

 

会場で常に持っていていいのは
飲み物のグラスのみ。

食べ物が乗ったお皿を持って歩くのは
原則的にビュッフェボード
(料理が集まっている大テーブル)から
会場の小テーブルに移動するくらいです。
そこで食べ終わったら、
お皿は小テーブルに置いたまま
テーブルを離れます。

飲み物が残っていれば
グラスは持って歩いていいのです。

会場で飲み物と料理を盛って
歩き回るのは難しいですね。
人とぶつかったらあぶないです。

料理は会話を楽しむためのツールと
思いましょう。

パーティで
スマートな振る舞いができる人は
会話を楽しみつつ料理をいただきます。

料理をいただくときの10分~20分は
人と会話を楽しむのに
使います。

料理がなくなったら、
新たな出会いにうつるチャンスでも
ありますから、
「料理をとってきます。またあとで」
などと言って、
イヤミなくその場を離れます。

そのためにも
料理はあまり盛り込まず
2~3種類を少量ずつ
きれいにお皿にのせるくらいです。
(ほかのものが欲しく成れば
また取りに行けばいいのです)

なお、ビュッフェでは
会場に小さなテーブルが
いくつか用意してありますが。
これは、早い者勝ちで取った人が
我が物顔で占拠していいものでは
ありません。

ベタッと一つの場所にたまるのではなく
ひとときの落ち着き場所とするのが
ビュッフェ会場の小さなテーブルの
正しい使い方です。

 

3.マナーを知る大人は料理は順番どおり取る

 

「あの人、どうしちゃったんだろう?」

あるビュッフェ形式のパーティで
たまたま知っている人とお会いし
雑談していたときに、
その人がいぶかしげに
つぶやきました。

そのまなざしの先には
スーツを着た中年紳士が一人、
料理を取る流れに逆行して
お皿に料理を盛り上げていました。

そのおかげで、
きちんと並んでいた人の
ことごとく邪魔になり、
本人もやりにくそうでしたし
他の人も非常に迷惑そうな
表情をしていました。

これは恥ずかしい・逆行ビュッフェ。

ビュッフェのマナーでは
一応、料理を取る順番が決まっています。

冷たい前菜から温かい前菜へ、
魚料理から肉料理へ、という風に
料理のコースのように並んでいるので
その順にしたがって
自分のお皿に少しずつ取っていきます。

その中年紳士は、それを知らず
「食べ放題レストラン」のように
自分が好きなものを取ろうと
色々な場所に出没していました。

そしてお皿を山盛りにしていたのです。

「どこの会社の人なのかな」
私の知り合いは眉をややひそめていました。
こういうことで会社名を印象づけるのは
あまりよろしくないですね。

料理は順番にしたがって
少しずつ取ること、
これはエグゼクティブの振る舞い以前の
大人のソーシャルセンスです。

 

 

いかがでしょうか。
基本の3ポイントを
ご説明しました。

あなたのポジションが上がったり、
役割が重くなれば
対外的な場所に出ることは
自然に増えます。

また、そんなときには
あなたの存在は
あなたが属する組織のイメージや
あなたの仕事のセンスを
伝えることになります。

取るに足りない基本でも
軽視せず、
ぜひスマートに振る舞ってください。

 

 

 

丸山 ゆ利絵

プレゼンスコンサルタント®/アテインメンツ合同会社 代表

 

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